化粧品各社が医療従事者を支援

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2021.02.19

編集部

新型コロナウイルスの感染防止を目的とした医療従事者4万人を対象としたワクチン先行接種が2月17日から一斉に始まった。こうした中、株式会社資生堂(東京都中央区)や花王株式会社(東京都中央区)などの大手化粧品各社は、医師や看護師などの医療従事者に対して化粧品、日用品等を無償で提供する支援に乗り出している。

主な支援企業7社と支援内容(概要)は表のとおり。資生堂は「Hand in Hand Project」と名付けた支援活動を2021年2月から4月30日まで実施している。
特に、「手洗いと手の消毒を励行する手守り習慣が感染予防になり医療従事者の手助けになる」として、自社商品の消毒用エタノール液やハンドクリーム等の売り上げの一部を寄付している。

花王は「プロテクトジャパン」と名付けた支援活動を通じて、2020年4月から全国の医医療従事者に衛生関連商品を無償供与。さらに、第2弾として2021年1月から同様な支援を行っている。

株式会社桃谷順天堂(大阪府大阪市)は、2020年5月に「心サポートプロジェクト」と名付けた支援活動を発足し、これまで大阪府庁を通じてフェイスシールド7000枚を寄付。2021年2月から厚労省推進の「広がれありがとうの輪」プロジェクトに賛同して化粧品の無償提供を実施した。

フランス化粧品メーカー日本法人のロクシタンジャポン株式会社(東京都千代田区)は、2020年5月に医療従事者への支援活動としてハンドケア製品約3万5000個を全国10箇所の医療機関に寄付。

株式会社ファンケル(神奈川県横浜市)は、2020年4月末に医療現場の最前線で奮闘している看護職の人たちに日本看護協会を通じて「マイルドクレンジング オイル」2万本を提供した。

医療従事者に対する支援は、化粧品会社の化粧品提供だけでなく食料品の支援や消毒液、感染防護服、医療用マスクなど大小さまざまな企業が支援に乗り出すなど支援の輪が広がっている。
こうした化粧品各社の医療従事者への支援活動は、企業の社会的責任「CSR}(corporate social responsibility)の一環として行っているもの。

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