インターパルファム、2020年通期減収だが第4四半期回復の兆し

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2021.03.8

国際部

香水開発大手のインターパルファムは、1日、2020年12月期第4四半期と通期の決算を発表した。2020年度売上高は前年度比24.5%減の5億3900万ドル、 純利益は前年度比36.6%減の3820万ドルと、世界での新型コロナウイルス感染症拡大の影響を受け大幅な減収減益を記録した。12月期の第4四半期に市場は回復の兆しをみせ、売上高は1億8400万ドルと2019年同期の1億7780万ドルから3.5%増加、純利益は1470万ドルで前年同期の820万ドルから80%増加した。

第4四半期のヨーロッパ市場の純売上高は、前年同期比8.1%増の1億3960万ドルと好調だった。ヨーロッパ最大のブランドであるモンブラン、ジミーチュウ、コーチは、それぞれ9.8%、13.4%、18.0%増加。この期間に新製品は発売されなかったにもかかわらず記録的な四半期売上高成長だった。北米市場は未だ回復基調に至らず、アジア市場はトラベルリテール事業の低迷が続いている。

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