パンデミックがもたらしたアメリカの生活習慣の変貌

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2021.03.29

国際部

米消費者調査会社NCSolutionsは、15日、コビット−19発生から1年が経過してアメリカの消費者の消費財購入データの調査結果を発表した。これによると、アメリカ人はウイルスの蔓延を防ぐ方法として家を掃除し消毒すること、健康を維持することを最優先事項に取り込んでいることが明らかになった。クリーニング製品への支出は、前年同期と比較して36%増加(2020年3月〜2021年2月)しており、消費財カテゴリーの中で最大だった。健康維持については、アメリカ人はより頻繁に自炊しており、家庭用食料品支出が前年より14%増加している結果となった。

NCSolutionsは、パンデミックの1周年を記念して、2021年3月に18歳以上の2017人の消費者を対象に生活習慣を調査し、過去12か月間の消費者購入データと照合して分析した。

家の掃除、消毒については、41%の回答者がパンデミック発生前よりもより長い時間を掃除に費やすと回答しており、51%の回答者はパンデミック発生前と同様に清掃していると答えた。 家の掃除や消毒のための製品に費やす金額については、パンデミック発生前以上(35%)、同じ(54%)を費やしたと回答。回答者の3分の1は、パンデミック前の清掃率に戻る予定はないと答えた。

健康維持についての設問では、回答者の47%がパンデミック発生以降はより健康的な食事をしていると主張した。また回答者の5割はより頻繁に料理をしていることもわかった。生鮮食品への支出は前年比24%増加し、ビタミンとサプリメントの購入は前年比21%増加。そのほか、冷凍食品(29%)、乾燥穀物や豆などの主食(28%)、ベーキング材料(27%)がパンデミック時に成長率の高い食品カテゴリーだった。

コロナ終焉については、半数以上(56%)はパンデミックが2022年以降まで治まるとは考えていないが、80%はワクチン接種後の環境について楽観的に捉えている。回答者の41%は、春休み以降に車での小旅行を計画しており、34%がレストランでもっと外食することを計画していると回答している。

参考リンク
ncsolutions.com

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