デコルテのしわとたるみに高密度焦点式超音波治療が効果

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2013.10.7

編集部

高密度焦点式超音波治療(High Intensity Focused Ultrasound)は、高エネルギーの超音波を発生させ、それを体内の一点に集めることで一カ所の温度だけを上げる方法。ほかの組織にはほとんどダメージがないため、安全であり、現在では広く前立腺がん治療に用いられている。

今回、高密度焦点式超音波治療を用いて、胸元のしわとたるみを取り除く研究が「Journal of the American Academy of Dermatology」に掲載された。

皮膚の老化を測定するphotonumeric scale(写真数値化スケール)で、胸元のしわが中-重度とされた患者24人を対象に、高密度焦点式超音波治療を実施したところ、90日目で患者の46%に、180日目で62%にしわの改善が見られた。患者本人による満足度では100%、医師による評価では96%が改善と報告した。

美容医療に用いられる高密度焦点式超音波治療は、皮膚の皮下組織と筋肉の間にある筋膜と真皮層に超音波を当てることで、筋膜を引き締める。また、コラーゲン線維を破壊し、再生の際には太く密な線維となるため、これによりたるみの改善をはかるという。
また、脂肪細胞を破壊することによる痩身効果も期待されている。

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