ネットの料理写真、たくさん見ればダイエット?

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2013.10.10

編集部

米国ユタ州にあるブリガム・ヤング大学のサイトに3日、ネットに上がるたくさんの料理の写真の見過ぎで食欲がなくなるという調査結果が掲載された。

米国で人気のある写真共有サイト InstagramやPinterestには、多くの料理の写真が掲載されている。携帯やスマートフォンで簡単に撮影され、簡単にアップされたこれらの映像は、見た人をまるで食べた気にさせる効果があるという。

研究は、マーケティング学のRyan Elder教授とJeff Larson教授らによって実施された。232人のボランティアを対象に、料理の画像を見せて食欲を確認するという調査を行ったところ、イメージに対する「飽食」が起こっていることを確認した。

Elder教授は、「味わうことなしにその味に慣れてしまうというsensory boredom(感覚退屈)により、食べてもいないのに、もう食べたくないと思ってしまう」と述べている。この調査結果は消費者心理に特化した学術誌「Journal of Consumer Psychology」に発表された。

「食事を楽しみたいのなら、食べ物の写真をたくさん見ることは避けることだ。私はこの調査中に甘い物の写真の見過ぎで胃がむかむかした」とElder教授。また教授は、この現象を逆に利用すれば、不健康食品と呼ばれるチョコレートなどの写真を多く見て、食べたい気持ちを抑えることができるとも語っている。また、効果的なのは1回で多くの写真を見ることだという。

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