米国眼科学会（AAO）は10月2日、おしゃれ用コンタクトレンズ使用に際しての注意事項を学会ホームページに発表した。これは、ハロウィンの仮装用に使用されるカラーコンタクトの需要拡大を想定して掲載されたもの。

仮装用や美容用のコンタクトレンズ使用には、処方箋が必要な小売店や眼科医から購入すること、正規の処方箋を使用すること、現在視力に問題がなくても検査と処方を受けること、「フリーサイズ」「眼科受診の必要なし」といった宣伝文句を信用しないこと、異常を感じた時は使用を中止しすることなどを掲載し、失明などの重篤な障害防止を呼びかけた。

米国では2005年から眼科医の処方箋なしでのコンタクトレンズの販売は違法となった。日本では2009年から視力矯正目的ではない、いわゆる「おしゃれ用カラーコンタクトレンズ」も薬事法の規制対象となっている。