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肥満治療介入のシステマティックレビューを実施

プライマリケアにおける肥満治療の効果をシステマティックレビューで検討した結果が5月28日、「Public Health」オンラインに掲載された。

この研究の目的は、成人と高齢者を対象としたプライマリケアに基づく肥満治療のエビデンスを統合することとした。8つの電子データベース (MEDLINE、Lilacs、Embase、Psycinfo、Cochrane、WHOLIS、Open Gray、および Scholar Google)の英語、ポルトガル語またはスペイン語で発行された文献を検索し、最終的に56の文献(肥満治療介入72種)を対象にレビューが行われた。

すべての研究は2000~20年に発表されたもので、そのほとんどが高所得国で実施されていた。介入期間の平均は11.5か月、範囲は3~44か月だった。ほとんどの介入で成人と高齢者のBMI減少、体重減少、胴囲の変化に効果的であることが確認された。研究者らは、いくつかの研究で介入後の肥満評価が不足していること、また、低および中所得国でより多くの研究を実施する必要性などの文献ごとの異質性も指摘している。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

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