日本化粧品工業連合会（東京都港区／会長：魚谷雅彦）は8月5日、2020年の化粧品の輸出入額などについて調査した化粧品統計を発表した。

これによると2020年の化粧品輸出額は約6,500億円とコロナ禍にもかかわらず、前年より伸長した。一方、化粧品輸入額は2019年に比べると大幅なダウンとなった。

また国別の輸出国では、近年、中国、香港、韓国、シンガポールなどの伸びが目立っている。とくに2015年からは香港、中国向けがが急上昇している。

また、2020年は化粧品総輸出額の50％強が中国への輸出となっている。次に輸入国で見てみると、フランス、アメリカ、タイが上位を占めているが、近年は、中国、韓国、ベトナムなどアジア地域の伸びが顕著となっている。

なかでも韓国からの輸入が近年、大きく伸び、2020年は米国、タイを抜いて2位となった。