資生堂、クリエイティブ部門を新会社に移管 組織強化の一環
2021.08.18
編集部
株式会社資生堂(東京都中央区/社長兼CEO:魚谷雅彦)は8月、広告宣伝、化粧品パッケージデザインなどを手がけるクリエイティブ部門を100%子会社化し、「資生堂クリエイティブ株式会社」を設立すると発表した。
新会社は、クリエイティブ人材のパフォーマンスを最大化すべく独自の人事制度を導入し、外部クリエイターとのさらなる協働や多様なグローバル人材の採用強化に加え、クリエイターが創作活動により集中できる環境づくりを推進する。
新会社設立の背景のひとつには、中長期経営戦略「WIN2023 and Beyond」における「成長基盤の再構築」のために「ブランドを強くするマーケティング革新と組織強化」に取り組むことがあげられる。
また、新会社では「1916年の『意匠部』(現・クリエイティブ本部)創設当時から培ってきた、感性に基づくクリエイティブこそが企業価値を創り出すという考え方を大切にしながら、新たな未来の美をデザインするクリエイティブ集団への飛躍を目指す」としている。
なお、新会社設立は、2022年1月1日を予定している。