株式会社リクルート（東京都千代田区／代表取締役社長：北村吉弘）の美容調査研究機関「ホットペッパービューティーアカデミー」は8月26日、過去1年間の美容室利用者（20～59歳男女）2,600人に対し、「美容室の顧客満足調査」を実施した結果を発表した。

調査はまず「美容室を『また利用したい』と思ったタイミング」からはじめられた。その結果、美容室を「また利用したい」と思ったタイミングの上位3項目は男女とも「仕上がり確認」「施術」「カウンセリング」となった。

また利用したいと思った時

次に「お店を変えたい」と思ったタイミングを聞いたところ、上位3項目は男女とも「また利用したい」と思ったタイミングと同項目となった。一方、2割前後が、来店前に通っているサロンの「事前に口コミで確認」や「サロンを知る（サロンの情報をネット等で調べる）」の段階で変更を決めていた。

お店を変えたいと思った時

そして「来店前に美容室を『また利用したい』と思った具体的な場面（複数回答）」を尋ねると、女性は「口コミの評判がいい」、男性は「自宅から近い・通いやすい場所にある」が1位となった。

【来店前】美容室を「また利用したい」と思った具体的な場面

続いて「来店～施術～仕上がり確認の段階で、美容室を『また利用したい』と思った具体的な場面（複数回答）」は、男女ともに「受付時の対応が丁寧」が1位であった。

【来店～施術～仕上がり確認】美容室を「また利用したい」と思った具体的な場面

さらに「会計～来店後に美容室を『また利用したい』と思った具体的な場面（複数回答）」は、男女ともに「料金が明確・分かりやすい」が1位となった。

【会計～来店後】美容室を「また利用したい」と思った具体的な場面

この結果について同機関の研究員は「コロナ禍で、お客さまのサロン選びの基準は『技術への信頼』から『技術以外の部分への信頼』にも広がっており多様化しています。今回の調査からも、サロンを『継続利用する基準』は技術だけではなく、技術以外のカウンセリングも重要視されることが分かりました」と述べている。