化粧品ビジネスマッチングサイト「Benten」 会員数1,000社超で新規会員傾向を分析
2021.09.1
編集部
化粧品OEM、化粧品ビジネスマッチングサイト「Benten」を運営する株式会社Cogane studio(本社:愛知県名古屋市/代表取締役社長:植村 元)は8月26日、同サイトの登録会員が1,000社を超えたことを受け、増加の理由と登録会員の傾向についての調査結果を発表した。
「Benten」は、2021年8月1日時点で総会員数が1,000社超となり、サービス開始以降順調に成長している。
そのなかで同社は「登録している化粧品関連会社の業種としては、従来の化粧品製造販売メーカー(OEM業者)が多いものの、化粧品販売以外のサービス業など異業種や新規参入者の割合が多いのが特徴となります」と、新規会員の傾向を分析している。
このことについて同社は「SNSの発達により、情報がすぐに無料で手に入る時代になったことにより、流行っている原材料、伸びているビジネス領域が可視化され、さらには会社規模や事業年数に関わらず、自らメディアを持ち、情報発信することが可能になったためと考えております」と分析している。
加えて「このように小規模もしくは異業種、新規で化粧品業界に参入するにあたり、小ロット(1,000個未満)の製造ニーズは依然として高く、小ロット製造対応が可能なOEM会社を探すことに苦労している会社やそもそも何をしたら良いのかも全く分からない業者や個人」が存在することも指摘し、専門業者からのアドバイスや応答がある「Benten」の登録会員数の増加につながっているとした。
こうした傾向をもとに、同社は化粧品ビジネスのあらゆる悩み事を解決するマッチングサイトとしての機能を充実させることで、2021年12月末時点での、「Benten」の会員登録数1,500社を目指すとしている。
なお「Benten」は、当初8月の有料化を予定していたが、開発の関係上遅延しており、9月頃の予定だと説明している。