米国で化粧品購入におけるソーシャルネットワークの利用状況調査

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2013.10.23

編集部

米ソーシャル・メディア開発のNetBase社は、この程、米リサーチ会社エジソンリサーチと協力して女性が化粧品を購入する際にどのようにソーシャルメディアから影響を受けるかを調査してリサーチ結果を発表した。少なくとも一つのソーシャルネットワークに加入している全米1,005人の女性を対象に研究した。

女性はソーシャルネットワークを介して化粧品ブランドや美容製品について話す傾向が強いことが明らかになり、ブログ、メッセージボード、フェイスブック、ツイッター、ピンタレスト、インスタグラムなどから受ける影響は友人関係、好きな有名人、年齢、民族性によって異なる結果になった。主な調査結果として4項目を挙げている。

1.2種類の消費者タイプ「Fashionistas」(ファッショニスタ)と「Social Shopper」(ソーシャル·ショッパー)

ファッショニスタ(回答者の28%)はファッションと美は自己にとって非常に重要と感じる消費者で、インスピレーションを得るためにファッションブログやメッセージボードに目を向けると回答している。同時にフャッション雑誌のウェブサイトも同様に活用する。

ソーシャル・ショッパー(回答者の15%)は友人が使用しているブランドや製品に影響される消費者で、化粧品を購入する際にはファッション雑誌のウェブサイトよりフェイスブックでの意見を重要視する。

2.セレブの影響を強く受ける消費者

有名人の追跡者(回答者の12%)はお気に入りの有名人に関連付けられるブランドや製品を使用する可能性が高い結果がでた。この消費者グループは全てのソーシャルメディアチャネルからの影響を受けやすい。同グループの内44%はフェイスブック、ファッションブログ、メッセージボードを見ると回答し、29%がピンタレストを見るとしている。

3.年齢層によるフェイスブックの影響

化粧品を購入する前にフェイスブックを活用する消費者を調査すると若い年齢層の活用率が一番高い結果ではなかった。18-24歳の年齢層は22%が活用すると回答したのに対し、25-34歳の年齢層では27%が活用するという、より高い結果が表れた。 35-44年の年齢層の女性は20%がフェイスブックを参考にすると回答した。

4.民族性

アフリカ系アメリカ人とヒスパニック系の女性がヨーロッパ系アメリカ人よりもソーシャルメディアに影響を受けている結果になった。化粧品購入前にファッションブログやメッセージボードを見ると回答した対象者はアフリカ系アメリカ人19%、ヒスパニック系25%、ヨーロッパ系14%だった。フェイスブックの活用率に関しては、アフリカ系17%、ヒスパニック系20%、ヨーロッパ系5%だった。

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