中国ダイアナが10周年 2012年の日中関係悪化時も撤退せず
2021.09.27
編集部
プロポーションづくりの総合コンサルティング企業、株式会社ダイアナ(東京都渋谷区/代表取締役社長兼会長:徳田充孝)は9月21日、同社が100%出資する中国法人・上海戴箏如貿易有限公司が2021年8月に設立10周年を迎えたと発表した。
設立当時の中国市場は、上海万国博覧会や北京オリンピックが開催されるなど、中国経済が大きく自由解放政策にそって急成長している時代であり、同社もその市場をターゲットとして、現地法人を設立するかたちで2011年に中国に進出した。
ただし、翌2012年に尖閣諸島の国有化により日中関係が悪化。それに加えて中国の経済減速の影響もあり、2012年以降中国市場での撤退比率は全地域でのそれを上回り、2017年に全地域の2.8%に対して、中国は3.5%に達した(独立行政法人経済産業研究所)。
この環境下にあって、同社は現地でのブランド認知拡大を推進してきた。その間、自社による直営店を上海、北京などの主要都市に展開すると同時に各地の代理店との関係づくりを進めてもきた。
また、同社はその間、中国の産後施設と提携することで、産後の体型崩れに悩む女性を中心に多くの女性のプロポーションづくりを支えてきたという。
現在では、上海・北京・大連に直営拠点を展開するほか、中国各地14拠点での代理店との販売網を確立している。
今後の中国市場における方針について同社は「中国ダイアナは今後も長期的視線のもと、より中国の消費者に支援される商品とサービスを提供しつづけ、中国消費者の『美と健康』の実現に貢献できるよう努めて参ります」と語っている。