コロナ禍で最重要なメイクアイテムは「アイシャドウ」が倍増 「口紅」は減少傾向に

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2021.10.26

編集部

株式会社ナリス化粧品(大阪市福島区/代表者:村岡弘義)は10月20日、秋冬の季節を迎えるにあたって実施した女性のメイクに関する使用実態調査の結果を発表した。調査対象は15歳~54歳の全国の女性2,111名。

また、2019年11月に実施したメイクの使用実態調査「メイクデビュー若年化『大学入学・社会人から』母娘世代で半減」の結果との比較も行った(アンケート項目によりn数は異なる)。

調査はまず、現在使用しているメイクアイテムの使用状況について聞いた。その結果、「うまく使いこなせている」と「まあまあうまく使いこなせている」を合わせて、「使いこなせている」と答えた最も多いアイテムは、「ファンデーション」で、43.3%。続いて「アイブロウ」42%、「アイシャドウ」41.3%となった(図1)。

図1

この結果を、2019年11月~2020年1月に実施した同様の調査と比較してみたところ(n=1,678)使用者の多いアイテム順に変化があった(図2)。

図2

このコロナ禍以前の調査では、1位「ファンデーション(88.5%)」、2位「アイブロウ(80.5%)」、3位「口紅(79%)」であったが、今回の調査では、1位「ファンデーション(78.7%)、2位「アイシャドウ(76.4%)」、3位「アイブロウ(76%)」となった。

このことについて同社は「1位の『ファンデーション』は使用者が約10%減少、2位の『アイシャドウ』、3位の『アイブロウ』も、2019年調査時から若干ですが使用者を減っていることがわかり、女性のメイクそのものへの意識が、コロナ禍以前と比較して、薄れていることがわかります」と述べている。

次に、日常的にメイクをしていると答えた女性565名に、使用しているアイテムで、最も重要なアイテムは何かを聞いた。その結果、1位「ファンデーション」(31.5%)、2位「アイブロウ」(15.0%)、3位「アイシャドウ」(12.2%)の順となった(図3)。

図3

これも同じく2019年11月に実施した調査と比較したところ、1位「ファンデーション」(31.0%)、2位「アイブロウ」(19.3%)の順位は同じだが、3位は「口紅」(12.3%)であった。同時にこの比較から「アイシャドウ」が、最も重要なアイテムと答えた女性が、6.5%から、12.3%と飛躍的に増加したことがわかった。

そこで、日常的にメイクをしていると答えた女性537名に、マスクをつけている時とつけていない時でメイクに違いがあるか否かを聞いたところ。「同じ」と答えた女性47.3%に対し、「違う」と答えた女性は46.7%とほぼ拮抗した(図4)。

図4

ただし、20代では、「同じ派」が「違う派」より10ポイント以上多く、30代後半以上40代半ば世代になると、「違う派」が「同じ派」を上回った。

このうち、マスクをつけている時と、つけていない時のメイクが「同じ」と答えた233名の女性に、同じメイクをする理由(複数回答)を聞いたところ、1位は「マスクを外した顔を見られるから」が42.9%で、2位は「メイクを変えるのが面倒だから」が36.8%となった(図5)。

図5

そして今度は、マスクをつけている時は、マスクをつけていない時のメイクと「違う」と答えた226名の女性に、アイテムごとに、マスクをつけている時とつけていない時でメイクに違いがあるかどうかを聞いた(図6)。

図6

その結果、「マスクをつけている時の方がしっかりメイクしている」アイテムとしては、同率1位で「アイシャドウ」「アイライナー」の22.1%となった。これに続いたのが「マスカラ」20.4%であった。

また、マスクをつけている時の方がメイクをしていないアイテムは、1位「口紅」61.1%で、2位が「チーク」52.7%で、マスクで隠れる部分のメイクは薄くなる傾向にあった。

この点について同社は「ある程度予想はできることですが、マスクをつけている時に隠れている部位のメイクが薄くなり、マスクをつけていても見える部位については、しっかりメイクをしている女性が増えていることが明らかになりました」と述べている。

なお、今回の調査の全文については、https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000155.000025614.htmlで見ることができる。

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