ハリウッド、「気仙椿シリーズ」がグッドデザイン賞を受賞

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2021.10.27

編集部

ハリウッド株式会社(東京都港区六本木/代表取締役社長:牛山大輔)は10月21日、化粧品「気仙椿シリーズ」が、公益財団法人日本デザイン振興会が主催する「2021年度グッドデザイン賞」を受賞したと発表した。

この商品は、東日本大震災後、被災地産業支援として、一般社団法人re:terraの代表・渡邊さやか氏が立ちあげた「気仙椿ドリームプロジェクト」に共感し、賛同者とともに開発したシリーズだ。

復興の応援のために、被災した気仙・三陸地方で採れる天然椿を活用し新しい産業を興すとともに、消えかけていた伝統の品質と技術を取り入れている。

デザインや商品のポイントは、次の3つだ。

(1) 2011年に発足したプロジェクトの一環としての商品化のリニューアル。
(2) 椿の花を切り絵風にデザイン。日本らしいデザインで地域の良さを表した。
(3) 東北産の原料や製造所を利用することで、多角的に東北支援をしている。

また、売り上げの一部を基金とし、産業復興型の支援に加え、搾油で参画している社会福祉法人青松館への支援、被災地を中心とした若者や女性の経済的自立支援や起業家教育として、活用している。

これについては「美容というポジティブなメッセージと被災地・地方の起業家をむすぶ新たなビジネスデザインです」としている。

なお、グッドデザイン賞は、デザインによって暮らしや社会をよりよくしていくための活動。同賞は、製品、建築、ソフトウェア、システム、サービスなど、人々を取りまくさまざまなものごとに贈られるものだ。かたちのある無しにかかわらず、人が何らかの理想や目的を果たすために築いたものごとをデザインととらえ、その質を評価・顕彰している。

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