人工知能が「におい」を評価 「官能評価AI」がリリース
2021.11.29
編集部
IoTにおいセンサなどを手がける株式会社レボーン(東京都渋谷区/代表取締役:松岡広明)は11月24日、においに関連する官能評価をAI技術で実現するToB向け新サービス「官能評価AI」の提供を開始すると発表した。
従来、においに関する官能評価は、専門性の高い人材によって行われてきた。しかし、優秀な人材の確保・育成や評価員の体調などに左右されない、一定の品質を有する評価方法は以前から望まれていた。
そこで同社では、AIを活用することで、人によって行われるにおい分野での官能評価を科学的に判定できることを目指し、この人工知能の開発した。
この「官能評価AI」は、対象となる製品のにおいデータとそれらの人による官能評価を紐づけた形でAIに学習させることで、初回の設定以降はAIによる官能評価が可能となる。
また、適応対象範囲が広いため、同社では、食品や飲料に加え、日用品、化粧品やコスメティックなどでの展開を想定している。さらに同AIを用いて、品質管理の分野だけではなく、新たなマーケティング手法としての活用も目指すとしている。