リサーチ会社のマイボイスコム株式会社（東京都千代田区／代表取締役社長：高井和久）は11月26日、美容家電について行った第4回目の調査結果を発表した。回答数は10,304件。

最初の質問は、「身だしなみに気を使う程度」について。回答集計の結果、自分の身だしなみに気を使う人は、「気を使う」「まあ気を使う」を合わせて64.7%となった。これは2019年調査より増加している（図1）。

図1

次に、利用している美容家電について聞いた結果（複数回答）、1位が「ヘアードライヤー」で66.6％、2位が「鼻毛シェーバー」で14.5％、3位が「ヘアーアイロン」で12.2％であった（図2）。

図2

また、美容家電利用者のうち、直近3年間に購入した美容家電がある人は4割強であった。購入したものは（複数回答）、「ヘアードライヤー」が27.6％、「ヘアーアイロン」が6.3％、「鼻毛シェーバー」「電気シェーバー（うぶ毛・眉毛用）」が4～5％であった。「ヘアーアイロン」は、女性10・20代で3割弱みられる。男性30代でも約7％となっている。

そこで、直近3年間に美容家電を購入した人に購入場所（複数回答）を聞いたところ、「家電量販店の店頭」が購入者の47.9％、「インターネットショップ」が41.2％であった。2019年調査と比べ、「インターネットショップ」は増加、「家電量販店の店頭」は減少している。「インターネットショップ」は、女性10～30代で各50%台となっている（図3）。

図3

さらに、直近3年間に購入した美容家電を購入したきっかけについて聞いたところ（複数回答）、「前に使っていたものが使えなくなった」が購入者の56.5％、「期待する効果がありそうだと思った」「価格が安かった」「使っていたものに不満があった」が各10％台であった。「期待する効果がありそうだと思った」は女性若年層で比率が高く、女性10・20代では最も多くなった。

そして、今後購入したい美容家電があるかどうかを尋ねたところ、4割が「ある」と回答した。購入したいものは（複数回答）、「ヘアードライヤー」が16.2％、「頭皮エステ・ヘッドスパ・電動頭皮ブラシ」「鼻毛シェーバー」「ヘアーアイロン」「美顔器」が4～6％となった。

女性10～30代では「ヘアードライヤー」「ヘアアイロン」「美顔器」が上位3位、女性若年層では「脱毛・除毛器」の比率も高くなっていた。男性では「ヘアードライヤー」「鼻毛シェーバー」が上位2位であった。