ニュージーランド政府第一次産業省がマヌカ・ハニーの科学的定義と新しい輸出要件に関する意見募集を開始したことを4月11日、オフィシャルサイトに掲載した。
マヌカ・ハニーは、ニュージーランドに自生しているマヌカの花から採れるはちみつで、ビタミン、ミネラルなどの天然成分が多く含まれており、免疫効果や殺菌作用でも注目され、日本でも人気が高い。通常のはちみつと比較して、高額で生産量も少ないため、偽物が多く出回っていると考えられており、その真偽を判定するためのツールが必要とされてきた。今回の科学的定義は、ニュージーランド産マヌカ・ハニーの海外市場でのプレミアムポジションを維持するために不可欠なもの。4つの化学物質とDNAマーカーを利用し、蜜蜂関連製品の輸出のためのコンサルテーションパッケージの一部として発表された。
第一産業省では、2017年7月下旬に新しい輸出要件の発効を目指している。Bryan Wilson副総局長は「提案された定義と輸出要件は、重要な輸出蜂蜜産業の継続的な成長にとって重要」と述べている。蜜蜂関連産業と一般の人々からのこれら提案についての意見は、2017年4月11日午後4時から5月23日午後5時まで募集している。
