約15分9秒の運動が精神にポジティブな影響をもたらす

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2022.04.6

国際部

株式会社アシックス(本社:兵庫県神戸市)は、3月31日、イギリスのキングス・カレッジ・ロンドンの研究者とスポーツがメンタルに与える効果について研究した結果、約15分9秒の運動が精神にポジティブな影響をもたらすことを明らかにした。

21か国から運動習慣のある57名を対象に運動の有無がメンタルにどのように影響するか3週間にわたり調査した。1週目は各人が日ごろから取り組む運動を通常通り行い、2週目に運動を休止、3週目に再び通常どおりの運動を行うといった内容で、精神状態の変化を時系列で測定した。

その結果、運動をしない期間は、「自信」が20%、「ポジティブさ」が16%、「エネルギッシュさ」が23%、「ストレスに対処する能力」が22%低下した。精神状態を分類した計10項目を分析したところ、参加者の全体的なスコアは平均18%低下しており、運動しているときが100点満点中の68点だったのに対し、運動を休止した際には55点まで減少するなど、運動不足が心の状態を低下させることが明らかになった。参加者が通常の運動習慣に戻ったときは、全員が心の状態の即時の改善を主張した。

独自のシステム「Mind Uplifter(マインドアップリフター)」を利用して、運動時間と精神状態の関連性分析したところ、日ごろから行っている運動を1日あたり「約15分9秒」実行すると、精神状態にポジティブな影響を与える可能性があることがわかった。

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