米国皮膚科学会がおくる「カラーした後の髪のお手入れ」
2013.11.15
編集部
米国皮膚科学会は12日、ホームページで「カラー処理したあとの髪のために、皮膚科医からのアドバイス」を掲載した。
皮膚科では髪のカラーリングは一般的に実施されている美容治療法のひとつとみなされており、カラーリングのプロセスに生じる髪の乾燥と、乾燥による髪のダメージに注目している。今回掲載された「アドバイス」は、髪の健康を維持できる正しいケアを、皮膚科専門医の視点から紹介したもの。
米国カリフォルニア大学の皮膚科臨床の準教授Paradi Mirmirani博士によると、
ヘアトリートメントを使用する時の注意は以下の通り:
1. ヘアカラー剤を使用する前にテストすること
パッケージの裏などにあるメーカーの指示に従ったテストが必要です。発疹、発赤、腫れ、かゆみなどがあった場合は、カラーリング剤にアレルギー反応があることが考えられます。カラーリングの前に、皮膚科医にアレルギー検査について相談して下さい。
2. 髪を直射日光から守ること
カラーリングをした髪は弱く、乾燥し、もろい状態になっています。脱色やパーマを同時にした場合には特に危険な状態になっています。外出時には幅広の帽子を着用して下さい。
3. 長期的なダメージを防ぐために注意を払う
特にパーマをする場合には、パーマ液を洗い流す時間に気をつけ、常にパッケージの指示に従って下さい。パーマ液で刺激を感じた場合にはすぐに洗い流して、皮膚科医に相談して下さい。
学会認定の皮膚科医ならば、髪のダメージや抜け毛について的確なアドバイスが可能とのこと。またこれらのアドバイスの詳細は、米国皮膚科学会サイトと学会のyoutubeにも配信されている。