米ファーストレディ、子供に水を飲むようにキャンペーン
2013.11.26
編集部
アメリカのファーストレディ・ミシェル・オバマ氏は、Partnership for a Healthier America (PHA)の一環として、この秋より、より多くの水を飲むように奨励する新しいキャンペーンに参加した。この背景について米リサーチ会社のNPDから興味深いアメリカ人の水の消費量の調査結果の概要がこのほど発表された。
同社の調査によると、成人の間では水は一日を通して消費のトップ飲料である結果だった。アメリカの多くの成人はコーヒーを朝飲んで一日をスタートするが、朝食と昼食の間のスナックの機会には水を飲料する割合は46%で、その後の昼食、夕飯の食事時でも水がトップ飲料水に上がっている。
一方、子供たちは水を消費する割合が21%と成人の比率と比べて低い結果がでた。子供は牛乳を食事時に摂取するので、水の消費量が低い結果になった理由の一つと考えられるが、ソフトドリンクの消費が多い傾向にあることも表面化した。特に10代の年齢層はソフトドリンクを食事時に消費する割合が14%と全体のソフトドリンクの消費の割合8%と比較して高い結果となった。
肥満の問題を抱えるアメリカ社会において、ファーストレディは以前から程度な運動でカロリーをより消費するよう奨励してきたが、今回のキャンペーンは「ゼロカロリーの飲料水をより摂取することでカロリー摂取量そのものを減少させるよう支援する」と同社食品および飲料業界アナリストのダレン・サイファー氏は分析している。