ビーティフィック、エレクトロポレーション導入基本技術で特許取得
2013.12.13
編集部
株式会社ビーティフィック(大阪府大阪市)は12月11日、同社が特許出願中の美容領域でのエレクトロポレーション導入理論に基づく基本技術により、その高度な技術が認められ、「薬物投与装置」として国内特許を取得したと発表した。同社は、希望企業には積極的に特許のライセンス供与を検討する方針だ。同時に、今回の特許登録を機に、特許侵害製品などに対しては警告ならびに法的措置及び個別審査の上、特許ライセンス料の支払いを求めることを検討している。
エレクトロポレーションとは、短く強い電気パルスを利用し有用遺伝子を目的の植物細胞に直接導入する、遺伝子組み換えなどに利用されるバイオ技術。同社は、この技術を応用し美容領域の効果を求める目的で、独自の「エレクトロポレーション導入理論」に基づく基本技術を開発していた。
「エレクトロポレーション導入理論」は、肌に短く強い特殊な電気パルスを与えることで上皮細胞に透過経路を形成し、従来のイオン導入では不可能だった通常では浸透しない親水性の分子や高分子のコラーゲン、ヒアルロン酸ならびにフコキサンチン、ホスファチジルコリン、FGF-1、FGF-7などの有効成分を、イオン化せず高分子のまま真皮層下まで導入することが可能となる。
この技術を応用したエレクトロポレーション導入美容器は、「針を使わないコラーゲン注入」としてフェイシャル・エイジングケアから痩身・顔痩せ・育毛まで、導入する成分により目的とする美容効果が大きく変化することから幅広いメニュー構築が可能で、既にエステ・美容クリニックの人気集客メニューとなっている。
同社はエレクトロポレーション導入美容器のパイオニア企業で、同理論で開発された世界初の家庭用エレクトロポレーション美容器「イーポレーション」を含む「イーポレーション・シリーズ」を発表している。同シリーズは、業務用機、育毛・発毛専用機、個人向け家庭用、個人向け携帯用と合計8機種 をラインナップしており、業務用機は大手エステティックサロンをはじめ、全国で多くのエステティッ クサロンや医科・美容クリニックで採用・導入されている。
「イーポレーション・シリーズ」は、第三者医療機関及び大学研究室で有用性試験が実施されており、医師、工学博士、理学博士らにより構築された特許理論の構成からなるエビデンス(科学的根拠)を取得している。これまでに、痩身・部分痩せに関するエビデンス、フェイスラインの脂肪を減少させることができる「顔痩せ」のエビデンスなどを取得している。
- 参考リンク
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株式会社ビーティフィック