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香港で韓国ブランドの人気が高騰

香港の消費者の間で韓国ブランドの人気が高まっているようだ。世論調査会社ニールセンは6月28日、このような消費者動向をリリースした。10年前は日本の音楽、ビデオゲーム、ファッションなど日本製が人気で香港の消費者の間で普及していたが、最近は優勢なポップカルチャーは日本製から韓国製に移っているという。

同調査会社が18〜54歳の香港の消費者に調査したところ、50%以上が韓国の人気は今後も続くだろうと予測した。ミレニアル世代でこの兆候が著しく、「今、韓国で何が流行っているか」に敏感であるようだ。ミレニアル世代の女性、および高所得層(25000香港ドル以上)の間で特に韓国の動向をより強く意識している結果が明らかになった。韓国トレンドの人気の主な要因は、エンターテイメント(76%)、ファッション/パーソナルケア(71%)。

調査対象の回答者の間で日本と韓国の旅行での支出を比較すると、日本に旅行した場合の方が30%以上支出は多かった。ただ、 近い将来、韓国製品への支出を増やすと予測している香港消費者もいる。韓国のファッション製品を購入する回答者(28%)の40%は消費額を増やすと主張した。韓国の化粧品を購入すると回答した消費者(33%)の37%は消費額を増やすだろうとした。香港は韓国の小売市場にとって大きな可能性があることを示唆している。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

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ヴァレリー・康子

顧問記者(国際ビジネス、マーケティング)

Yasuko Valery/早稲田大学大学院卒。英インデペンデント新聞社東京支局オフィスマネージャーを経て、日本経済新聞社ロサンゼルス支局で米国西海岸の流通、産業分野を専門に記者経験を積む。本紙では主に、米国欧州の海外メーカー、ブランドの動向、海外市場の動向、新規ビジネスモデルなどを担当。現在はロンドンに在住

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