世界の美容とヘルスケアビジネス情報を配信

FEATURED

注目の企画

BUSINESS

更年期のうつ症状に植物エストロゲンが効果

うつ症状のある更年期女性における植物エストロゲンの役割を検討した連続症例研究の結果が4月1日、「Cureus」オンラインに掲載された。閉経期にはホルモンの変化や老化に関連するさまざまな臨床症状やこれら症状の集合体である不定愁訴と呼ばれる症状を経験する。これらの変化は、精神疾患、主にうつ病と関連があることが知られている。

今回の研究では、ギリシアの民間医療施設に通う軽度、中軽度、中等度のうつ症状のある女性108人(45歳以上)を対象に、植物エストロゲン治療後のうつ症状を評価。うつ症状はBeck Depression Inventory-II (BDI-II) アンケートを用いて、ベースライン、治療後3か月時、6か月時で計3回の評価を行った。

その結果、全体の平均BDI-IIスコアによるうつ症状の改善が確認された。研究者らは、明確な結論に達するには、この分野でさらなる研究が必要であるとしながらも、抑うつ症状が時間の経過とともに継続的かつ徐々に減少していることが明らかと述べている。

ヌーヴェル日本版(LNE)公式サイトwith美容経済新聞 2025年6月正式リリース!

  • Byline
  • New

橋本奈保子

顧問記者(国際情報、薬事・医療ニュース)

名古屋大学大学院、英国Durham University, Graduate School 卒。編集者、ライターを経てフリージャーナリストとして独立。専門分野は、医学・化学関連。また、同分野を中心に翻訳、ウェブコンテンツ・ディレクターとしても活躍中。 本誌では主に、米国欧州を中心に先端美容医療、化学、米FDAなどの情報を担当。

  1. 男性・家族歴・重症度でニキビ瘢痕有病率に差異

  2. ニキビへの新技術Photopneumatic Technology

  3. 時間制限食とカロリー制限食の減量効果に差なし

RELATED

気になるなら一緒に読んでほしい関連記事

PAGE TOP