人工甘味料アルパルテームは安全、欧州食品安全機関

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2013.12.16

編集部

欧州食品安全機関(efta)は10日、現在の使用量での人工甘味料アスパルテームは「安全」であると発表した。

動物および人体での試験の結果、体重1kgに対して一日40mgという現在の摂取許容量レベルでのアスパルテームおよびその分解生成物は人間に安全であることがわかったというもの。同機関の専門員を務めるAlicja Mortensen博士によれば、この結論はいままで行われたアステルパームの包括的なリスク評価と位置づけられるという。

これまでの研究を徹底的に見直した結果、研究者らはアスパルテームには遺伝子の損傷を引き起こし、癌を誘発する潜在的なリスクはないとした。また、アスパルテームは脳・神経系に損傷を与えず、成人と子供の両方において認知機能に影響を与えないと結論付けた。妊娠女性の摂取にも問題はなかったという。

アルパルテームは低カロリー調味料やダイエット甘味料などとして販売、またはダイエット食品や飲料への添加物として広く使用されている。米国、欧州では使用認可済み。日本でも1983年に食品添加物として認可されているが、安全性に対しての疑惑が根強く、多くの化学、薬学、医学者を巻き込んでの論争が続いていた。

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