肥満の人ほど大気汚染物質を吸い込んでいる

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2014.02.12

編集部

肥満の人は、より多くの大気汚染物質を吸い込んでいるという研究が、2月4日、カナダのモントリオール大学サイトに掲載された。

過体重または肥満の成人は、健康で平均的な体重の成人に比べ、一日当たり7~50%も呼吸量が多い。モントリオール大学公衆衛生学教授のPierre Brochu氏によれば、これが喘息などの肺疾患を引き起こす大気汚染物質に対して、肥満の人のほうがより脆弱になる原因という。大気汚染物質とは、アンモニア、二酸化硫黄、オゾン、二酸化窒素などで、呼吸器官への刺激などを起こすものを指す。
研究は、5~96歳の1900人以上の参加を得て実施された。平均的な成人の一日当たりの空気吸入量は約16.4立方メートル。肥満度2(35~40kg/m2)の場合は24.6立方メートルという。

では、肺活量が多いスポーツ選手も汚染物質を多く吸い込んでいるのだろうか?
Brochu教授の2006年の研究では、エベレストへの登山者は1日平均19.8立方メートル、クロスカントリーのスキーヤーは41.2立方メートル、ツール・ド・フランスに参加するサイクリストは45.9立方メートルの空気吸入量があると算出している。「しかし、これは毎日の吸入量ではない」と教授は述べた。「肥満の人は24.6~55立方メートルの空気を吸入している。これが毎日ということになると、肥満の人がトップアスリートより汚染物質を吸い込んでいることは明らか」。

この調査結果の詳細は「the international journal Risk Analysis」誌に掲載されている。

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