アメリカの皮膚外科団体American Society for Dermatologic Surgery（ASDS)は、消費者の美容施術に対する意識調査の結果を5月28日、発表した。8300人を対象に美容に関する一般的な意見を聞いた結果、53％の回答者は外観を改善するためにしわ緩和注射や皮膚引き締めなど美容トリートメントの施術を積極的に検討しているという。

理由については「年齢よりも若く見えたり、感じたい」、「より魅力的になりたい」、「もっと自信を持ちたい」という個人的な理由を挙げている。消費者が検討している美容トリートメントの施術の上位４項目は以下の通り。

1位：超音波、レーザー、高周波治療（傷やあざの改善、しわの治療）　
2位：レーザーと光治療（顔の赤み軽減、スキントーンの改善）
3位：ケミカルピーリング　
4位：ボディスカルピング　

懸念材料についての意識調査では、体重オーバー（89％）、肌のきめ、および／またはスキントーン(75％)、目の周りの線やしわ（71％）、あご／首の下の余分な脂肪（68％）などだった。

美容トリートメントの施術の経験者の意見として、フィラーと呼ばれる注入タイプのトリートメントや注射によるしわ治療に対する満足度が高く、経験者の９割以上が肯定的な意見を持っている結果となった。