トレンダーズ創業者経沢香保子氏が一線を退く、化粧品事業を強化
2014.06.9
編集部
女性のためのマーケティング(口コミ・イベント・リサーチ企画)事業や化粧品事業を展開するトレンダ―ズ(マザーズ上場)は、6月26日の株主総会で、岡本伊久男取締役の社長昇格と創業者で元社長(現会長)の経沢香保子氏(写真)の相談役を承認する。この役員人事は、5月14日開催の26年3月期決算発表時に明らかにされていた。
創業者で16年間、経営を牽引してきた元社長の経沢香保子氏が相談役に退くのは、業績悪化の主因ともなっていたメディア事業の美容医療ポータルサイト「キレナビ」(美容クリニックのオリジナル化粧品)の事業権をウエブサイト構築事業会社サイブリッジ(東京都新宿区)に譲渡する一方、化粧品会社H&BCを買収して子会社化し、化粧品事業のテコ入れと業績の回復に一定のメドがついたことから一線を退くことになった。
子会社H&BCは、すでに美容サロン大手の田谷と提携し、田谷の店舗で化粧品を販売しているほか自社ブランド化粧品を新たに市場投入して業績の向上を図る計画。
同社の2015年3月期連結業績見通しは、売上高21億1千万円(前期18億3千万円)、営業利益2億1千万円(同1億5千万円)、当期利益1億1千万円(同8千万円)と増収増益を見込む。
- 参考リンク
- トレンダーズ株式会社