大気汚染の肌影響に認識低い日本、クラリソニック事業部が啓発

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2014.06.27

編集部

音波洗顔器「クラリソニック」を開発・販売するロレアルグループの日本法人・日本ロレアル株式会社のロレアル リュクス事業本部 クラリソニック事業部(東京都新宿区)は6月26日、東京デザインセンター(品川区)で「大気汚染と肌に及ぼす影響」についてセミナーを開催した。諸外国では「大気汚染」は”肌の敵”という認識が高いが、日本での認識が低いことから、肌への影響についての意識を喚起し、肌洗浄の大切さを啓発するのが目的。

SONY DSCロレアル リサーチ&イノベーションセンター スキンケア開発研究所の神保和子所長(写真)が説明にあたった。

セミナーでは、肌の老化のプロセスには、内的要因と外的要因があるという説明から、外的要因としての「pollution(大気汚染)」に対する諸外国の意識調査データが示された。それにによると、ブラジル、インドでは第1位、フランスでは第2位、メキシコでは第3位にランクインするなど、海外の多くの国では、大気汚染は紫外線同様、”美容の敵”として認識されている。しかし、日本での順位は下方に位置付き、「大気汚染と肌老化の関係に対する認識は低い」のが実態。

大気汚染の肌への具体的な影響について神保所長は、「短期的には肌の乾燥、色むら、しわ、こじわの原因になるだけでなく、長期的には、保湿状態の低下、肌のバリア機能低下や、タンパク質の酸化、肌のビタミンC、Eの減少などによってさらなるダメージにつながることなどが様々な機関の研究によって明らかになっている」などと説明した。

代表的な大気汚染物質のうち、近年問題となっている直径が2.5μm以下の粒子物質「PM2.5」は一般的に髪の毛の20分の1に相当する。日本にも多くのPM2.5が拡散している状況で、極めて小さい粒子状の汚染物質対策としては適切な肌洗浄が必要との見解から、セミナーでは、音波洗顔器「クラリソニック」と手洗いを比較した臨床実験結果で、クラリソニックは手洗顔の約30倍の除去力を示したという2014年の米国皮膚学会発表データなども紹介された。

参考リンク
「クラリソニック」

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