アイ・ビューティシャン認定者累計44名に
2014.07.30
編集部
顧客にアイラッシュ、アイブローなどアイメイクの衛生・安全面やケアに関する基礎知識、まつげエクステンション施術などの技能を提供することのできる美容師アイ・ビューティシャンの制度運営・教育実施機関「東京認定美容師会」(東京都美容生活衛生同業組合傘下組織)は、制度運営を始めた2012年8月から今年8月の2年間にアイ・ビューティシャンの認定資格者が累計で44名にのぼることを明らかにした。
同美容師会は、アイ施術での事故を未然に防止し、施術全般にたけた技術者を養成する目的で実施基準・運用基準を策定。2012年8月からアイ・ビューティシャンの養成講座を始めた。
アイ・ビューティシャン養成講座は(1)顧客への施術を目的とした基礎教育(2級資格・初級)(2)高度で芸術性のある施術を可能とする1級資格(上級)(3)技術指導を目的として主に美容師養成施設教員を対象としたインストラクター資格の3講座。養成講座は、月に2回、延べ3ヵ月間にわたって教育を行ない、教育修了後に試験を行ってアイ・ビューティシャンの業界資格認定を授与する。この2年間で2級、1級、インストラクター合わせたアイ・ビューティシャン認定者は、累計44名にのぼった。
同美容師会がまつ毛施術や眉毛、アイメイクなどの技術者アイ・ビューティシャンの輩出に取り組むのは、国民生活センターや消費者庁にアイ施術によって年間20~30件の苦情が寄せられるなど事故が絶えないことから、専門の知識、施術を持つ高度技術者を養成することで、事故を未然に防止し、顧客の信頼回復に繋げる狙い。
- 参考リンク
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東京都美容生活衛生同業組合