光や音楽でスムーズな睡眠導入 睡眠環境制御の効果検証
2010.02.10
編集部
パナソニック電工株式会社は、広島大学と共同で、入眠・起床時に適切な環境制御を加えることで、より効果的な入眠・起床ができることを検証した。同社は、これまで、よりよい眠りと目覚めのための寝室環境制御について、広島大学 林教授・岩永教授と2007年から共同研究を進めている。 今回、音楽、体感刺激、照明を組み合わせることで、より効果的な入眠・起床ができることに着目した実験を行い、入眠時は気分に合わせた楽曲とその楽曲に合わせた振動刺激を与えることで、よりスムーズな眠りに入りやすくなること、また、起床時には光の漸増に加え、快適感の高い楽曲とその楽曲に合わせた振動刺激を与えることで深い眠りからの目覚めであっても不快に感じにくい目覚めになっていることが判明した。この結果は、第33回日本睡眠学会(2008年)、第27回日本生理心理学会(2009年)、第34回日本睡眠学会(2009年)で発表した。同社は今後、光や音楽以外にも温湿度、視覚、嗅覚刺激など、身体を取り巻くほかの環境要素も含め、より快適な睡眠環境を作るためのノウハウを積み上げていく所思を示している。
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