ロレアル、ネスレ、ベンチャー事業Innéovから撤退
2014.12.2
国際部
仏化粧品最大手ロレアルとスイスの食品・飲料水最大手ネスレは、両社が共同で推進しているベンチャー事業「Innéov」から撤退する方針を11月27日、発表した。2015年の第1四半期中にベンチャー事業を完全に終了させるとしている。
両社は「Innéov」ブランドを2002年に共同事業として設立、専門薬局で取り扱う化粧品と栄養補助食品の開発および販売を展開してきた。2013年の同ブランドの売上高は5200万ユーロだったが、両社が期待する研究開発のマイルストーンには及ばなかったようだ。
これまでに開発された製品や知的財産の所有権は共同で維持するほか、それぞれの潜在的マーケットで使用可能な研究も同様に管理していく。Innéovの全従業員の雇用に関して、両社のグループ内で雇用機会を検討することを約束している。