アフリカ大陸で急速に中産階級の成長都市化が増加している中、 ロレアル、プロクター·アンド·ギャンブル、エスティローダー、ユニリーバなどの世界の主要ブランドは最近、美容およびパーソナルケアのアフリカ市場での拡大戦略を鮮明にしている。

アフリカ市場は2017年には、132億ドル規模に成長すると推定されている。このような中、英国の独立市場分析会社データモニターは、1月15日、公式サイトの“Free Insight”のブログでアフリカにおける男性グルーミング市場の明るい兆しについて紹介した。

同社が実施した市場調査「Datamonitor Consumer’s Q4 global survey 2014」によると、世界の男性の48％はビューティ製品やグルーミング製品を利用すると総合的に外観を向上させると思っているという。 アフリカ市場では南アフリカの経済発展は目覚ましいが、2014年のデータモニター・コンシューマー新興市場調査ではガーナ、ナイジェリア両国でも消費者の半数近くで可処分所得の増加がみられた。同社のリサーチャー Massiata Barro氏は、アフリカの黒人男性の潜在的マーケットの可能性を見据えて、黒人男性のニーズを満たす製品の開発を推奨している。

例えば、アフリカの黒人男性は、一般的に顔ヒゲでは巻き毛の影響を受けやすく脂性肌や色素沈着の問題を抱えるという。カミソリ負けによるスキンケアの問題に直面している。これらの問題を解決するために顔のクレンザーやフェイススクラブの潜在的需要があると指摘。このニッチ市場をめぐり大手ブランドのほかローカルプレイヤーの市場開拓が始まっているのかも知れない。