リクルート創業者の江副浩正さんが死去

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2013.02.9

編集部

今や、多くの美容サロンにとって経営上欠かせないものと言えばフリーマガジンによる集客があげられるだろう。そのフリーマガジン市場を成長定着させたのがリクルートである。

そのリクルート(現リクルートホールディングス)の創業者であり元会長である江副浩正(えぞえひろまさ)さんが2月8日、肺炎のため東京都内の病院で死去した。76歳だった。通夜、葬儀の日取りは未定。

江副さんは、1960年に東京大学卒業と同時に大学新聞広告社を設立し代表に就任。63年に社名を日本リクルートセンターに、84年にはリクルートとして改称した。新卒向け就職情報誌から中途採用、アルバイト採用など多方面に展開し、日本の求人市場におけるリーディングカンパニーを育て上げた。同時に、新規事業への進出も積極的に展開、今や営業利益の大半を人材事業以外のビジネスから稼ぎ出している。

小規模な事業者が多い美容業界とリクルートが発行するメディアとの関係は非常に幅広い。
専門職であり、また離職率が比較的高いため中途採用における「とらばーゆ」では専門カテゴリがあり、また集客においては「ホットペッパービューティー」は欠かせない存在だ。意外なところではブライダルエステは、事実上ゼクシィが成長させたと言われるニッチな新興市場でもある。

これら多くの新規メディアは江副さんが会長退任後に開発されたものである。
人材排出企業と言われ多くの出身者が江副イズムの継承を自任しているリクルート。そして、近年では若手文化人の育成などを支援した江副育英会。

江副さんの功績は、これら多くの人材を育て上げたことにある。

 

 

 

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