ニッコー化成、化粧品などへ応用可能な「水素分子発生剤」を開発

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2015.04.9

編集部

ニッコー化成株式会社(東京都大田区)は9日、大学と共同でマグネシウムにクエン酸をコーティングし微粉末化した「水素分子発生剤」を開発したと発表した。水素分子は貯蔵が難しく、すぐに拡散してしまう難点があったが、この水素分子発生剤に水さえ加えれば、どこでも簡単に水素分img_59976_1子を発生させることができる。

マグネシウムを水に入れるとMg+2H2O→H2+Mg(OH)2の反応が進み、水素分子が発生する。しかし、常温の水やアルカリ水などでは反応が進みにくくなり、水素分子はほとんど発生しないことが分かっている。

研究により、クエン酸をコーティングすることによって、活性化エネルギーが下がり水素発生効率を高めることができると確認。これにより、従来の水素分子発生剤と異なり、冷水や中性~弱アルカリの水でも、効率よく短時間に水素分子を生成することが可能となる。水素分子を利用した簡便な医療や健康維持、化粧品の応用など医療や生活への多様な産業に活用が期待できるとしている。

参考リンク
ニッコー化成株式会社

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