美容卸通販の大手ビューティガレージが本日上場

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2013.02.14

編集部

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インターネットによる美容業務用品卸しの大手である株式会社ビューティガレージ(3180)が、2月14日東証マザーズ市場に新規株式公開した。

初値は、公募価格(2,300円)を80.9%上回る4,160円を付けた。
その後一時ストップ高まで急進し4,860円の高値を付け、終値は4,555円と公募価格の2倍近くで引けた。

ビューティガレージは、業務用美容卸サイトでは国内最大級の「BEAUTY GARAGE Online Shop」を運営しており、利用者(ユーザ)数は15万サロン。現在でも毎月3,000件の新規ユーザが増加している。

規模の小さなサロンでは化粧品などの在庫を多く抱えることができず、30万アイテムの商材をネットで購入できる点が小規模な美容サロンに人気があると言える。そこで昨年、同社は自社開発のPOSシステムを稼動させると同時に、ロジスティックシステムの改革を実施、千葉県に自社配送センターを開設、これまでの出荷能力を3倍に引き上げている。

今後の経営見通しについて、同社代表取締役CEOである野村秀輝氏は連結売上高20.7%増(52億4千万円)、営業利益は17.3%増(2億9千3百万円)、経常利益17.4%増(2億9千6百万円)を2013年4月期に見込んでいることを発表した。また、中期的には営業利益率を10%近くまで引き上げたいと語った(2012年度4月期経常利益率5.6%)。

更に、美容業界では気になる海外展開についての可能性について、会見後の質疑応答で、将来的な進出に高い関心があることを認めつつも「当面は国内の地盤固めを重視、美容サロン向けネット通販事業の更なる浸透を目指したい」と、本紙の質問に答えた。

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