2014年度美白スキンケア市場は好調に推移
2015.04.30
編集部
株式会社総合企画センター大阪(大阪府大阪市)の「2015年 美白スキンケアの市場分析調査」によると、2014年度の美白スキンケア市場については、好調に推移する見通しという。
増税前の駆け込み需要の反動はあったものの、美容液に特化してきた資生堂の「HAKU」などは、美白スキンケアをベーシックケアとして位置付けて化粧水などラインアップを強化することで、顧客の固定化を図り、売上を伸ばすとみられる。
一方、2013年度の同市場は、前年度比0.5%減の2,109億円と前年度を下回った。理由としては、カネボウ化粧品のロドデノールによる白斑問題の影響により、主要企業である同社の売上が前年度を大きく下回ったことが影響している。
商品面の特長としては、引き続き単にシミのない“白肌”ではなく、くすみがなく肌の内部から生まれるような“透明肌”を追求する、“点”(紫外線によるシミ・そばかす)と“面”(加齢による黄ぐすみやにごり、大気汚染やストレスによるキメ、色ムラなど)のトータル美白を謳ったものが増えている。
- 参考リンク
- 株式会社総合企画センター大阪