米FDA、女性用非ホルモンピル「フリバンセリン」初認可
2015.08.21
国際部
スプラウト・ファーマシューティカルズ社(ノースカロライナ州)は、8月18日、同社製造の女性用非ホルモンピル Addyi™(フリバンセリン100 mg)が 米国食品医薬品局(FDA)より承認されたと発表した。 別名“女性用バイアグラ”と称される新薬は閉経前の性的欲求低下障害(HSDD)を持つ女性の治療薬として初めて認可されたとことになる。
臨床研究では、低血圧や失神の副作用が認められており、特にアルコールを摂取した場合や肝機能障害を持つ患者で重度の低血圧や失神を引き起こすリスクが増大するとの報告がされている。一般的な副作用として、めまい、眠気、吐き気、倦怠感などの症例が示されている。
今回の Addyi™の認可について、同社 最高経営責任者(CEO)の シンディ・ホワイトヘッド氏は、治療を待ち望んでいた女性への“画期的な瞬間”として祝福したいと述べている。米国内で2015年10月17日までに利用可能になる予定で、詳しい処方情報などについては 公式サイト( www.addyi.com )で説明している。
- 参考リンク
- addyi.com 公式サイト(英語)