アクネ菌にも「善玉」「悪玉」
2013.03.14
編集部
にきびの原因となる細菌はすべての人の皮膚に存在するが、にきびになる人は5人に1人程度。にきびを発症する人としない人がいるのは謎であった。
今回、ワシントン大学医学部、カリフォルニア大学、ロサンゼルス生物医学研究所の研究者らは、吹き出物に関連付けられるアクネ菌に「悪い」株と「良い」株があることを発見した。「悪い」株はにきびを発症させるが、「良い」株は皮膚の保護効果がある可能性が考えらている。今後は、「悪い」アクネ菌のみを殺菌する治療薬の開発が期待されている。
この研究結果は、ワシントン大学医学部のウェブサイト、またその詳細は皮膚研究のJournal of Investigative Dermatology誌、2月28日号に掲載されている。