大手化粧品小売専門店のセフォラは、顧客が望む色の選択を簡単にする端末を全米の独立店に今月導入していく計画を9月15日、発表した。今回導入されるのは, 「Sephora + Pantone Color IQ」というデバイスで顧客が希望するリップカラーと顧客のスキントーンにマッチするコンシーラーの選択を手助けするもの。

同社は2012年に最初の「Color IQ」を店舗に導入。顧客のスキントーンを解析してセフォラ店舗で販売する製品の中から最適なファンデーションを抽出する顧客サービスを既に展開しているが、今回はさらに進んだ解析技術を採用して来店する利用者へのサービス向上を図る戦略。

リップカラーの選択では、セフォラが取り扱う3500に及ぶ製品から、顧客の要望に最も適合するアイテムを紹介する。また、コンシーラーでは、化粧品メーカの異なるブランドなど400品種から顧客の肌に適合する製品を照合するという。セフォラは米国でオンラインのビジネス同様にオフラインでのマーケティング強化も減速しないようだ。