世界的化学メーカー2社、動物実験の代替法開発
2013.04.16
編集部
生化学関連試薬の製造販売会社プロメガ (本社:米国)と世界的化学企業のBASF (本社:ドイツ) は11日、物質におけるアレルギーの可能性を検出する、動物実験に代わる方法を共同で開発したと発表した。
BASFの短期毒性ユニット部長のRobert Landsiedel博士は「今回の代替方法の使用により、皮膚感作性における動物実験の数を大幅に削減するだけでなく、より確実にアレルギーの可能性を予測できるようになる」と述べている。
2013年3月以来、欧州市場向けの化粧品成分で動物実験は完全に禁止されている。また、REACH 規則 (欧州化学品規制) 遵守のためにも、これら代替法の開発は重要事項となっている。