今春、日本上陸を発表した最新フィットネスクラブOrangetheory®（オレンジセオリー）フィットネスは、結婚式のためのキャンペーンをアメリカ市場で開始して話題になっている。7月1日から9月1日までにエントリーした年内に結婚を予定している18歳以上の花嫁または花婿のカップル1組に、5000ドルの賞金を提供して結婚式費用を支援するというキャンペーン。

キャンペーン期間中にエントリーした会員は最低14回のトレーニングセッションを取るのが条件で、挙式に向けて理想的な体型や体力維持を図ってもらうのを目的とする。60分のトレーニング一回の費用は28ドルで、10回パックは245ドル、20回パックは380ドル。月会費制度も提供している。

オレンジセロリー・フィットネスが会員へ加入した理由を調査した結果、「結婚式を控えているため」という理由が一番だったので、“結婚式のために汗をかいて”のキャンペーンを企画したと同社 共同創設者兼最高経営責任者（CEO）の Dave Long氏は述べている。

オレンジセロリーは、運動後過剰酸素消費量（EPOC）を基にグループ・パーソナルトレーニングを提供するフィットネス・フランチャイズ（FC）チェーンとして創設。 有酸素エクササイズ（トレッドミルとローイングマシン）とストレングス・トレーニング（TRXサスペンション・トレーニングTMとフリーウェイト）を交互に繰り返すインターバル・トレーニングは、ハートレートで心拍数をモニタリングし、目標値を維持することで脂肪燃焼効果を高める。その結果得られる「オレンジ・エフェクト」といわれる「アフターバーン」効果は、運動後のカロリー消費を高めるプログラムとして注目されているという。 2010年にフロリダ州で第1号店をオープンして以来、米国はもとより、カナダ、イギリス、オーストラリア、南米でFC展開を拡大し、現在全世界で400店舗運営している。

日本では、 オレンジセオリー・ジャパン株式会社（東京都千代田区）を設立、「オレンジセオリー・フィットネス」のFC本部である米国のアルティメット・フィットネス・グループ合同会社（ULTIMATE FITNESS GROUP, LLC）とマスターフランチャイズ契約を2016年4月に締結した。今年度内に首都圏で１号店の開業を予定。今後10年間で国内に70店舗の開業を目指す。