美容メーカーが美容サロン経営をコンサルティング
2016.10.13
編集部
美容業界の大手メーカーである株式会社グラツィア(東京都豊島区)は株式会社Next Emotionの代表取締役である松浦温生をチーフコンサルタントに迎え、本格的にコンサルティング事業を10月下旬に開始すると発表した。
松浦氏は、主にエステサロンや美容室の店舗集客のコンサルティングを手がけている「日本美容サロンコンサルティング」を運営しており、各種メディアでも注目されている若手経営者だ。
現在、美容サロンと呼ばれる事業所は全国に44,949件(iタウンページ調べ 2016年10月1日現在)あり、その約7割が個人経営のサロンにあたる。
全国の事業所のうち、1年以内に60%、3年以内に90%、10年以内に95%が廃業していると言われている。それほど美容サロンは入れ替わりの激しい業界であり、長年にわたって安定して経営を続けるのが難しいのが現状だ。
廃業の要因は様々あるが、個人サロンの場合は特に集客力不足による業績不振や経営ノウハウの欠如が考えらる。
グラツィアは業界の弱点を感じ、新規客の集客や休眠客の掘り起こし・リピート率アップ・数値管理など、通常のメーカーではなかなか手の届かない、サロンの経営に必要不可欠な分野に踏み込む。
実際に販売されるサービスは、7,000円~数万円程度で個人経営のサロンにも簡単に購入できる価格帯。販売開始は、10月下旬頃を予定している。
グラツィアは、直営サロンやヨガ事業を展開。また、業界最先端技術を導入し「ヒト幹細胞培養液」を配合したサロン向けプロユース化粧品「direia」シリーズを自社開発し、低価格で良質な商品を提供している。
- 参考リンク
- グラツィア