花王が開発した「斜めノズルのプルリング・キャップ」を採用した化粧水の詰替え容器（画像）が、公益社団法人日本包装技術協会の「第37回木下賞　包装技術賞」を受賞した。若い人から高齢者まで、こぼすことなく簡単に詰めかえができるデザインと環境配慮が高評価を得た。

化粧品は日用品と比較して高価なため、「こぼさずにつめかえられ、かつ化粧品らしいデザイン」を目指して開発されたのが「斜めノズルのプルリング・キャップ」。同社は2010年から同キャップを使用した化粧水の詰替え製品を発売しており、現在は「ソフィーナボーテ」「グレイスソフィーナ」「オリエナ」ブランドの化粧水で採用している。

リピーターの約7割が詰替え製品を購入するなど、樹脂使用量の削減に成功している。