アメリカ人が動物性タンパク質の代替食品を食べる理由は?

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2017.02.23

国際部

アメリカで動物性タンパク質の代替食品の需要が増加している。米国の消費者が代替食品を摂取する理由のトップは「 Meatless Mondays 」(肉を食べない日)があるからだそうだ。グローバルリサーチ会社ミンテルはこのような調査結果を2月16日、公式サイトで発表した。

同社の調査によると、完全な菜食主義ではないが、“ライフスタイル”として肉を食べない日を設定していると回答したアメリカ人は31%いたという。次いで、 コレステロールが気になること(30%)、 飽和脂肪の摂取量が気になること(29%)と健康上の理由がトップ3に入った。

動物性タンパク質の代替食品の消費者の3分の2(66%)は、実際の肉よりも健康だと同意しているが、ほぼ半分(46%)が含有するナトリウムが高すぎると思っていることも明らかになった。調理方法については、5人中4人(80%)の回答者は食品のパッケージの指示に頼っており、そのうち3分の2(66%)はより良い料理方法を知っていれば、代替食品の摂取を増やしたいと思っている。ただ、4割近い回答者は、どのような肉を模倣したかに拘わらず代替食品は同じようなテイストになってしまうことに同意している。

健康上の理由に加えて、動物性タンパク質の代替食材を使用する人の4分の1(28%)は体重を減らそうとしているためだという実態も明らかになった。ミンテル社の新製品データベース、Mintel Global New Products Database(GNPD)によると、2016年に市場投入された肉の代替品の新製品の約29%が低カロリーまたは低炭水化物の製品だった。これは2015年の新製品の7.1%から大幅に増加しているという。

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