イオン株式会社（千葉県千葉市）は「着るスキンケア」をコンセプトに開発した機能性インナー「トップバリュ ピースフィット」39品目を全国の「イオン」と「イオンスタイル」合わせて約330店舗で販売を始めた。

働く女性の増加に伴い、女性にとって化粧品への関心は、“時短〟や“簡単〟をキーワードにした商品への人気が高まっている。
こうしたニーズに対応して同社は、朝の見出しなみや夜の化粧落としだけでなくいつでもどこでも手軽にスキンケアができる「着るスキンケア」を企画・開発した。

「着るスキンケア」は、アミノ酸由来の化粧品成分「エルデュウ」（味の素株式会社が保有するアミノ酸由来の化粧品成分）を「同社が独自に開発した機能性繊維糸・サーモエア生地に塗布して練りこみ、着用時に生地が肌に触れることで、袖を通した時からあたたかさを体感できる“瞬間温感〟を実現。「保温が高まり着用時間の経過とともに肌がしっとりと潤うという特徴がある」としている。
同社では「今年に入り千葉県に対して化粧品としての製造承認申請を行い、承認された。洗濯すると経時的変化で効能は、若干落ちるが耐久性に問題ないとして承認された」という。

販売品目数は、ボディケアシリーズやポイントケアシリーズなど全部で最大194品目。8月から全国の「イオン」「イオンスタイル」約330店舗で販売を開始。また、9月上旬からイオンドットコム内「イオンスタイルファション」でもウェブ販売を始めた。

機能性インナー「トップバリュ ピースフィット」は“幸せを感じるほどの心地よさ〟をコンセプトに商品化したもので、「ムレ解消」や「あたたかさ」など季節ごとの不快感を解消する機能性を高めるとともに肌感触などの快適さにこだわって商品化した。
同社では、今後の商品化計画について「顧客のニーズを分析し消費動向を見ながら前向きに次の商品開発を検討していきたい」としている。
この着るスキンケアの開発は、トリンプやデサントなどが先行して市場に投入しておりイオンの参入で今後、着るスキンケア市場は、ホットな展開をたどる見込み。