アデランス、新人工毛髪に関する研究で最優秀論文賞を受賞

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2017.09.15

編集部

株式会社アデランス(東京都新宿区)は、中国・香港理工大学において開催された「第14回アジア繊維会議」(2017年6月27日~30日)で、新人工毛髪に関する研究発表を行い、テキスタイル材料分野における最優秀論文賞を受賞した。

同研究発表は、人毛に近い光反射特性(艶感)とウィッグ用人工毛髪として要求される強度・剛性の両立をポリアミド6とポリエチレンテレフタレートのブレンドを用いた鞘芯構造複合繊維の製造条件の最適化に関わる研究成果について発表し、テキスタイル分野における最優秀論文賞を受賞したもの。
最優秀論文賞の受賞ポイントは
①人工毛髪という製品開発に企業と大学の共同研究により科学的視点を導入して取り組んでいること
②人工毛髪の表面粗面化による外観改良に独自の技術を導入していること
③「粗面化を高めると繊維の剛性が低下する」という二律背反する課題に複合繊維という新たな技術を導入して解決を図っていることなどが評価された。

アジア繊維会議は、繊維や布地に関するあらゆる分野の最新の研究成果を発表するフォーラムで、今回150件を超える研究発表が行われた。
同社は、トータルヘアソリューションにおけるリーディング企業として機能性人工毛髪以外にも医療用ウィッグの研究開発、育毛・ヘアスカルプケア関連研究、抗がん剤脱毛研究などに積極的に取り組んでいる。
今度の受賞について同社は「人工毛髪は、一般的な繊維分野とは要求される性能がかなり異なる特殊な分野である。それにも拘らず研究の対象として評価されたことで、今後の励みになる」としている。

参考リンク
株式会社アデランス

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