花王のスペイン拠点、カタルーニャ州独立問題「影響ない」

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2017.10.25

編集部

スペイン北東部のカタルーニャ州のスペインからの独立問題が騒がれる中、同州内に生産拠点を置く花王株式会社(東京都中央区)のKao Chemicals Europe, S.L.について、現状では「生産・販売などに特に影響はない」(広報担当)としており、同社は今後の情勢を見守っていく姿勢を示している。

Kao Chemicals Europe, S.L.は、同社のケミカル事業を支える拠点の一つで、陰イオン性界面活性剤の代表ブランド『エマール』などの界面活性剤や香料原料の生産・販売を行っている。

花王の2017年第2四半期におけるケミカル事業の売上高(欧州のみ)は前年同期比17.7%増の317億円と順調に推移。2017年通期では、同事業の売上高(全社)は前年比4.9%増の2910億円と予想している。

同社のケミカル事業については、花王グループ中期経営計画「K20」(2017~2020年)の中で、「高付加価値化を加速」させることを目標に掲げている。

参考リンク
花王株式会社

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