ロート製薬、2018年3月期Q2の当期純利益が34.8%増
2017.11.13
編集部
ロート製薬株式会社(大阪府大阪市)はこのほど、2018年3月期第2四半期の売上高が前年同期比10.1%増の784億9800万円、当期純利益が同34.8%増の56億4700万円となったと発表した。日本では『肌ラボ白潤プレミアム』など高付加価値品が好調なことに加えインバウンド需要も寄与。海外でも中国での回復傾向が継続しており、アメリカやヨーロッパも増収につながった。
セグメント別の業績を見ると、日本事業における外部顧客への売上高は前年同期比10.3%増の518億4300万円となった。主力のアイケア関連品は、高機能眼科用薬『Vロートプレミアム』や新製品の『Vロートアクティブプレミアム』が好調であったほか、スキンケア関連品についても、新製品の『肌ラボ白潤プレミアム』や『オバジC酵素洗顔パウダー』、日やけ止め『スキンアクアスーパーモイスチャージェル』などが堅調で、さらに『メラノCC薬用しみ集中対策美容液』などインバウンド需要も好調。スキンケア関連の売上高は同5.8%増の295億7000万円となった。
これらのほか、内服・食品関連品も漢方・生薬ブランド『和漢箋』から中年期以降の物忘れを改善する新製品『キオグッド顆粒』などが増収に寄与した。
米国事業の売上高は、主力のリップクリームが回復するなどして前年同期比 8.7%増の33億6700万円。欧州事業は為替の影響があったものの、ダクス・コスメティクス社が2ケタ増収となるなど順調に推移し、同12.3%増の40億8500万円となった。
2018年3月期通期の売上高は前年比6.7%増の1650億円、当期純利益は同4.9%増の105億円を見込んでいる。
- 参考リンク
- ロート製薬株式会社