エイボン・プロダクツは、新しい最高経営責任者(CEO)に英蘭系ユニリーバの欧州担当社長であったヤン・ザイダーフェルト氏（53）を任命したと2月5日、発表した。シェリー・マッコイCEOは既に辞意を表明しており、エイボン取締役会は後任人事を進めていた。

ザイダーフェルト氏はユニリーバの欧州市場をはじめ、オセアニア、東南アジア、北アフリカなど世界７ヶ国で30年のキャリアをもち、マネージメント、マーケティング、販売、流通の分野で優れた実績を残してきた。

エイボン取締役会会長のGalbato氏は、今回の人事について、世界的な経営幹部のリストから選出したザイダーフェルト氏を満場一致で承認したとし、「取締役会を代表して歓迎する」とコメントしている。エイボンは2016年に北米事業を売却し、その後、本社をイギリスに移すなど経営立て直しを積極的に推進していたが、グローバル市場での売上の伸び悩みが続いている。